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ほんまもん都指南VOL3
 「ひとりものがたり」ってご存じですか?「ひとりものがたり」は朗読でもなく、一人芝居でもなく、言葉の力だけで物語の感動を伝えること。今回は、美しい装束に身を包んで物語をものがたる「現代の語り部」、六嶋由美子さんを訪ねて、宇治へと出かけました。

 六嶋さんが「宇治田楽まつり」に出演されると聞き、まずはお祭り見物へ。宇治田楽まつりは、宇治で田楽がさかんだったことにちなんで作られた、新しい市民祭り。まだまだ知名度が低いらしく、地元の友人に聞いても「知らん」と一言。少し、いや随分不安……。

田楽まつり 本来ならお祭りは、宇治川の壮大な自然を活かして、中の島でダイナミックに行われるのですが、雨のため宇治文化センターでの開催に。色とりどりの工夫を凝らした衣装と、ものすご〜く練習を積んでこられたことが感じられる息の合い方は、なんの、なんの、あなどるなかれ。

田楽まつり
屋内のため、迫力が今イチだったことが悔やまれますが、あんなに激しく歌い、演奏し、踊っているのに、大人もちびっこも、演者さん全員の顔が嬉しそうに輝いていたのが印象的でした。



六嶋さんはお姫様に扮し、茶摘歌をアレンジした演目『宇治茶礼賛』に登場。いよぉ、待ってましたぁ! 舞台袖で宇治茶の歴史を語りながら、正面の茶摘おどりへとつないでいかれます。
六嶋さん in 田楽まつりな、なんなんだ、この子宮にいた頃を思い出させるような独特のテンポと抑揚は!?子供の頃大ファンだった「まんが日本昔ばなし」の市原悦子さん以来の吸引力です。
もっと堪能したかった私は、あまりの短さに少々拍子抜け。でもまぁ、ついぞ一言も喋らなかった隣の殿様とのやり取りが、夫婦漫才の平安バージョンさながらで面白く、気がつくとクスクス笑っていました。


ついに六嶋由美子さんとご対面〜!

六嶋由美子さん 六嶋さんの活動は人形劇サークルから始まります。そのうちに、人形を介さず直に語りかける方が、よりダイレクトに思いが伝わると気づき、「ひとりものがたり」のスタイルへと移行。大切にしているのは『非日常』を作り出すこと。そのため、演目には現代のストーリーではなく、いにしえの物語を選び、髪型、化粧、衣装にもこだわります。情熱を心に持ちつつも、「装束をつけて舞台に登場し、“わぁ!” と思わせたらつかみはOKでしょ」と、いたずらっぽく話す六嶋さん。あなたは素敵だ。

「本来はお茶の心得なんですが、“一期一会”っていい言葉だなぁと思うんです。」これっきりでもう会えないかもしれないから、聞きに来られるお客様と共有できる時間を精一杯ひとりがたる。お話をうかがうほどに、物語の演目を見たい、もとい『聞きたい』と感じ、この次は絶対に六嶋ワールドに浸るぞ!と勝手に宇治の雨空に誓ったのでした。


もっと六嶋さんとお話したいので、六嶋さんに、地元宇治のおすすめのお店を案内してもらいました。今回は六嶋さんもお着物、“お着物二人旅”です。シックな黒の着物でキメた六嶋さんは、とってもイキ。さすが、普段からお着物を着慣れてらっしゃるだけあって、ちょっと玄人風でカッコウいい!それに比べてわたしゃ……。まぁ考えないことにします。


宇治茶の本場で茶席体験

茶席体験 せっかく「宇治茶」で有名な宇治に来たのですから、「まずはお茶席に入ってみたい〜」と、平等院の東にある「市営茶室 対鳳庵(たいほうあん)」へ。各流派の先生が、毎日お手前を披露する本格的な茶室です。こんな茶室が“市営”とは、さっすが宇治! 市の運営と聞くとお役所ムードを想像してしまいますが、先生もお手伝いの方もと〜っても親切。茶道の心得がない人にも、やさしく飲み方や作法など教えてくれます。掛け軸やお花なども、いろいろ説明されるんですが……。スイマセン、半分もわかりません。もそっと精進してまいります。

金風とお薄 日替わりでいろいろなお点前が楽しめる「市営茶室 対鳳庵」。この日は裏千家のお点前でした。まずはお菓子が登場! 「待ってました!」と内心喝采です。『金風』という名のお菓子は、キンモクセイをイメージしているそうで、うーん風流。「きんぷう」と聞いて『金封』という文字を思い浮かべた人がいたのはナイショです。ちょっぴり甘いお菓子を食べた後は、お薄(お茶)をいただきます。お茶碗を手に持つと、ほんのりあたたか。緑色のお茶をすすれば、茶席体験茶席体験口の中に残った甘みと相俟って、抹茶の味が引き立ちます。お茶は苦味の少ない、まろやかな味。実は、お茶を習っていたことのある私、その頼りない経験から考えるに今回のお茶はかなり上質と踏みましたぞ。こんなお茶席が、予約いらずの500円ポッキリ! は、とってもお得。


宇治名物に舌鼓

鮎宗 お座敷からの眺め お茶の後は、六嶋さんおすすめ、静かな雰囲気の料理旅館「鮎宗(あいそ)」さんでお食事。「目の前に宇治川が広がって、とっても景色がいいねん」との言葉どおり、素敵ポイントは、お店の前にある「川床風」? 「屋形船風」? のお座敷! お座敷に座り、下に広がる宇治川の流れや景色を眺めつつお食事できます。屋根があるから、天気に関係なく利用できるのもポイント高いです。

季節点心(の一部です) お座敷でいただくのは「鰻いいむし付き茶そば季節点心」。ままごとみたいなチマチマかわいいお料理の数々に、宇治名物の茶そばや、名物「鰻いいむし」がついてボリューム満点。「どれから食べていいかわからへん」って思うほど。お気に入りは、鰻とおこわを竹の皮で巻いて蒸した、名物「鰻いいむし」。“さんしょの実”がぷ〜んと香る清々しさに、思わず「美味しい〜」


これぞ、隠れた宇治の名店

テーブル席 オナカがいっぱいになったら、今度は橋を渡って向かい岸、六嶋さんイチオシの喫茶店「ふりーすぺーす 宇治日和」へ。実は、あんまり書きたくないんだなぁ。だって……、自分だけのとっておきにしたいから。宇治川に面したテラスでカフェ気分を味わうもよし、カウンターでマスターご夫妻とお話するもよし。特にテラスはおすすめ! 風に吹かれながら飲むお茶は、ウットリするほど美味しいに違いないぞ。

最大の魅力は、アットホームなマスターご夫妻! マスターご夫妻と歓談一見の私にも気さくに話してくれる、京都にあるまじき間口の広さは、“お店に来た人はみ〜んな友だち”的。一人でふらっと立ち寄っても寂しいなんてことはあり得ないと、断言してしまいましょう! お教室や作品展示、講演会に演奏会と、本当に多目的に使われる、併設の多目的ルームでは、この日「工芸盆栽教室」が開かれていました。「こんなお店が近くにあったらいいのに〜」と身もだえしちゃいます。


その後はしっかり宇治観光。現存する日本最古の神社で、世界遺産にも認定された「宇治上神社」、12月3日に六嶋さんがひとりものがたりを演じられる「宇治市源氏物語ミュージアム」と周り、宇治観光は終了。達人に導かれ、ガイドブックには載っていない「ちょっと通な宇治」を満喫してしまいました。お着物でいっぱい歩いて疲れましたが、楽しかった〜。しか〜し!今はヘンな筋肉が痛い・・・

(2005年10月)

本日のお着物は・・・自前!
着物を選ぶ祖母 本日のお着物は自前。祖母と母の着物がたくさんあり、「もっと着なさいな」と常々言われていたんですけれども、なかなか機会がなく、ちゃんとしたお着物を着るのは・・・・・5年?いや10年ぶりくらい? 「着物着るねんけど、なんかええの選んで」と言った瞬間、祖母と母のテンションはダダ上がりに上がってしまいました。どこからともなく着物を出してきて、あーでもない、こーでもない。六嶋さんにお伝えしようと、当日の着物の色を尋ねても「当日までナイショ」と教えてくれない始末です。
 
*本日のお着物話
本日のお着物  今回は祖母見立ての組み合わせを、有難〜く着させていただきました。宇治らしく、昔風の上品な着物に鮮やかな帯を合わせて若さを出したとのこと。顔の作りが全体に薄いので、パッキリとした色合いで顔立ちをフォローしようと苦心したとも。帯が可愛らしいと好評だったので喜んでます。
久々に着たお着物。苦しくはなかったのですが、ちょっと崩れてしまったような。立ち居振る舞いも随分忘れてしまっています。でもギュウギュウ締めてもらうと、シャンと引き締まるのも事実。背筋が伸びて気持ちいいです。ついでに人から注目を浴びるのも快感。近所の人に母親と間違われたのはショックでしたが、祖母&母親孝行のためにも、お着物のためにも、今後は積極的に着ようと思います。多分……。

六嶋さん後姿六嶋さん談 あなたが何を着てくるかわからへんかったから、“まさか黒はないやろ”と黒の「お召し」にしました。上品で迫力があるお着物やから、ちょっと古い、祖母の時代の塩瀬の帯とあわせました。このお着物は、上七軒の「弓月」さんに伺った時、どーうしても欲しくなってつい買ってしまったもの。着物好きは呉服屋さんに行ったらあかんね。手ぶらで帰るなんてできひん。鳳凰柄の帯は、一度薄紫に染めてから濃い紫に染めたワザアリのもので、手がかかってます。半襟はお着物の黒にあわせて、でも普通では面白ないんで、白のふくれ織にしました。帯揚げ・帯じめは朱。こんな色、普通はあわせへんのやろうけど。

まさに「上級者」の着こなし。とっても素敵なんですが、コムスメにはちょっと着こなすのは難しいというか、不可能。まずは初級からチャレンジして、六嶋さんのような着こなしを目指したい!
対鳳庵
「市営茶室 対鳳庵」

お気軽価格で、本格お茶室体験。

1席あたり15人が入れる宇治市営の茶室。抹茶と煎茶の日替わりですが、電話すれば予定を教えてもらえます。開席は随時、チケットは隣にある宇治市観光センターで購入します。

住所◇宇治市宇治塔川2
電話◇0774-23-3334
(宇治市観光センター)
開席期間◇
1月10日〜12月20日
開席時間◇10時〜16時
利用料金◇一客500円
HP


鮎宗
「料理旅館 鮎宗」

宇治川を眺めてゆっくりとお食事。

平等院からすぐ近く、鮎・鰻・鯉など川魚が豊富な御食事処、宿泊も出来ます。名物は「鰻いいむし」。お店の名前のとおり「鮎の塩焼き」など、鮎料理でも有名です。宇治川の流れをご馳走に。

住所◇宇治市宇治塔の川3-4
電話◇0774-22-3001
営業時間◇24時間営業、
定休日なし
(但、夜の御食事は要予約)
HP


ふりーすぺーす宇治日和
「ふりーすぺーす 宇治日和」

宇治川に面したアットホームな喫茶店。

併設する多目的スペースは、店名の通り、お教室や作品展示、講演会に演奏会と、広く解放されています。陶器などの小物も並び、おみやげ選びにもよさそう。

住所◇宇治市宇治又振59-3
電話◇0774-23-6631
営業時間◇10:30〜17:00
定休◇水曜日・第3火曜日


宇治市源氏物語ミュージアム
「宇治市源氏物語ミュージアム」

宇治十帖の舞台で、いにしえのロマンスに思いを馳せる。

六嶋由美子
〜ひとりものがたり〜

源氏物語ミュージアムで「六条御息所」をひとりがたる!

日時◇12月3日(土)
会場◇
常設展示室「春の部屋」
開演時間◇
12:30〜、13:30〜、14:30〜
(各15分程度、予約不要)

HP


住所◇宇治市宇治東内45
電話◇0774-39-9300
開館時間◇9:00〜17:00
休館日◇
月曜日(祝の場合は翌日)、
12月28日〜1月3日
入館料◇
大人500円、子ども250円
HP

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